JAL、20年度新卒採用 “オンリーワン選考”継続、IT企画職も
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日本航空(JAL/JL、9201)は2月28日、2020年度入社の業務企画職と運航乗務員訓練生(自社養成パイロット)、客室乗務員の新卒採用を実施すると発表した。すべて正社員で採用する。
業務企画職は、従来の地上職事務系と技術系のほか、昨年新設した数理・IT系の採用を継続。採用人数はほぼ前年並みで、業務企画職が事務系50人程度と技術系50人程度、数理・IT系20人程度の約120人、訓練生は約70人、客室乗務員が約600人を予定している。業務企画職では、障がい者採用も実施する。
今年4月の入社予定者数は、業務企画職のうち事務系が67人、技術系が46人、数理・IT系が12人で、訓練生が87人、客室乗務員は560人となっている。
—記事の概要—
・業務企画職
・運航乗務員訓練生
・客室乗務員
業務企画職
業務企画職は、4年制大学または大学院修士課程を2017年4月から2019年3月までに卒業・修了している人と、2019年4月から2020年3月までに卒業・修了見込みの人が対象。学部学科は、事務系と数理・IT系は不問、技術系は理工系学部学科としている。既卒者は、就業経験がある人も受験できる。
一般選考のほか昨年初めて実施した、学生時代の努力や成果を自由にプレゼンテーションする「オンリーワン選考」も継続。誰にも負けない努力により、結果を出したような人を求めており、2018年度は4人が採用された。
1次選考は東京と大阪、札幌、名古屋、福岡の5都市で実施を予定しており、障がい者採用は東京のみ。選考は一般とオンリーワンともに、WEB書類選考と適性検査、動画選考、面接などで、オンリーワン選考はプレゼンテーションが加わる。
このうち、動画選考は今回初導入で、提示された課題に対して動画を自ら撮影して提出する。JALによると、交通費がかかる選考を抑えることで応募しやすくし、学業への影響も少なくする狙いがあるという。
運航乗務員訓練生
訓練生の新卒採用は、4年制大学または大学院修士課程を2016年4月から2019年3月までに卒業・修了している人と、2019年4月から2020年3月までに卒業・修了見込みの人が対象。学部学科は不問で、既卒者は就業経験がある人も受験可能としている。
応募条件は、心身ともに健康で航空業務に支障なく、矯正視力が両眼とも1.0以上で裸眼視力の条件はなく、各眼の屈折率が-6.0から+2.0ジオプトリー内であること。
選考は、WEB書類選考や面接、適性検査、身体検査などを実施。1次選考は東京と大阪、福岡の3都市で実施を予定している。
客室乗務員
客室乗務員は専門学校や高等専門学校、短期大学、4年制大学、大学院修士課程を、2019年4月から2020年3月までに卒業・修了見込みで、2020年2月以降、会社の指定する時期に入社できる人を対象としている。学部学科は不問。
応募できる健康状態は、呼吸器や循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊髄、心身の状態などが航空機乗務に支障なく、コンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること。
選考は、WEB書類選考や面接、適性検査、健康診断、体力測定などを実施。1次選考は、東京と大阪、札幌、名古屋、福岡の5都市で実施を予定している。