BOAC塗装の747、ヒースロー到着 ブリティッシュエアが復刻
Деловая авиация на Ближнем Востоке и в Средней Азии
ブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)は現地時間2月18日、同社前身のBOAC(英国海外航空)塗装を施したボーイング747-400型機(登録記号G-BYGC)がロンドン・ヒースロー空港に到着したと発表した。初便は19日のヒースロー発ニューヨーク(JFK)行きBA117便を予定しており、747が退役する2023年まで運航を予定している。
BOAC塗装は、1964年から1974年まで導入していたもの。今回の機体は、アイルランドのダブリンにあるIAC(International Aerospace Coatings)で再塗装が行われ、18日にヒースローへ到着した。
BA117便のロンドン-ニューヨーク線は、BOAC塗装の747が初めて飛んだ路線であることから選ばれた。
今回の復刻塗装は、BAの前身のひとつであるAT&T(エアクラフト・アンド・トラベル・リミテッド)が1919年8月25日にロンドンとパリの間で運航した、世界初の国際線定期便就航100周年を記念したもの。BOACも前身の1社で、1939年に設立。北米やアジアなどの長距離路線を運航していた。欧州域内や英国内線は、1946年設立の英国欧州航空社(BEA)が担っていたが、1974年に合併して現在のBAとなり、1987年2月に民営化された。
BAの747は、2023年に退役予定。今後4年間で、エアバスA350型機を18機、ボーイング787型機を12機導入予定で、これらと置き換えていく。