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ANA系エアージャパン、アルコール検知で副操縦士交代

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 ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のエアージャパン(AJX/NQ)は2月1日、国際線に乗務予定だった40代男性副操縦士から乗務前にアルコール反応が検出され、成田発ヤンゴン行きNH813便(ボーイング767-300ER型機、登録記号JA626A)のパイロットを交代させた。乗客123人(幼児2人含む)を乗せたNH813便は、定刻の午前11時前に乗員交代を終えたが、成田空港の滑走路が閉鎖されていたため出発が40分遅れた。

アルコール反応が検出されパイロットが交代したエアージャパン=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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 エアージャパンによると、副操縦士は乗務前日の1月31日午後5時から午後7時40分ごろまで、一人で自宅で飲酒。ウオッカ類の750ミリリットルのボトル半分程度を飲んでいた。ANAグループは、パイロットのアルコール摂取量の上限を「2単位」と定めており、1単位はアルコール20グラムにあたる。2単位はビール1リットルに相当し、副操縦士の飲酒量は約5-6単位と、上限の2-3倍に相当するという。

 乗務前のアルコール検査は、ストロータイプの検査機を用いて3回実施。午前9時42分実施の1回目では、社内規定を上回る呼気1リットルあたり0.25ミリグラムのアルコールが検出された。5分後の同47分実施の2回目でも0.25ミリグラムが検出され、6分後の同53分実施の3回目も0.25ミリグラムが検出されたことから、副操縦士を交代させた。

 エアージャパンは、全日本空輸(ANA/NH)の便名で運航される中近距離国際線や貨物便などを担当している。

 ANAグループでは、地方路線を担うANAウイングス(AKX/EH)で昨年10月と今年1月にパイロットによる飲酒問題が発生。監督する国土交通省航空局(JCAB)は2月1日、ANAウイングスに対して行政指導ではもっとも重い業務改善勧告を行っている。

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